創業時から世界に通用するIT製品をリリースすることを目指し続け、国内の「互換CAD市場」ではトップシェアとなりました。社会全体のグローバル化が進む中、『自社ブランド製品が世界中で利用される「グローバル・ニッチ・トップ」メーカーになる』。
これが、当社の目指す未来の会社の姿です。
海外市場やITの技術動向を見ながら、お客様に最適な製品・システムを提案し、導入いただいた製品の未来価値が最大限になるように努力してまいります。
創業時から世界に通用するIT製品をリリースすることを目指し続け、国内の「互換CAD市場」ではトップシェアとなりました。社会全体のグローバル化が進む中、『自社ブランド製品が世界中で利用される「グローバル・ニッチ・トップ」メーカーになる』。
これが、当社の目指す未来の会社の姿です。
海外市場やITの技術動向を見ながら、お客様に最適な製品・システムを提案し、導入いただいた製品の未来価値が最大限になるように努力してまいります。
30年前、パソコンで利用できる3次元CADが出現したころ、2次元CADは遠からず消えていくと多くの人が考えていました。3次元CADで勝てないと生き残れないと考えた2次元CADメーカーは、こぞって3次元CAD開発に投資し、そしてその戦いに勝てなかった多くのCADメーカーは市場から消えていきました。今は、数社の3次元CADメーカーがそのポジションを獲得しています。
一方、消え去ると思われていた2次元CADは、価格低下より市場規模は縮小していますが、出荷ライセンス数は当時よりも増加しているのが現状です。
確かに、製造業の多くが3次元化に移行したことにより、主力CADとしては2次元CADの利用が少なくなっていますが、全く利用しなくなった企業は、まだ少数です。そして、従来高額だったため利用していなかった業種や職種の人も利用することによる、2次元CADのすそ野は広がっています。
2DCADと聞くと既に成長しきっているレガシーな領域だと思われるかもしれませんが、新興国でのインフラ開発などの後押しにより、近年世界的にも市場が成長しているのです。
ものづくりが抜本的に変革され、その新しい手法が完璧に世界中の市場に浸透し定着した時、ものづくりという市場から2次元CADはなくなっている可能性が高いです。しかし、本当にそんな世界が来るのは、残念ながらもっと先の未来だと思います。
また、ものづくり業種以外の建設土木やほかの業種でも2次元CADは利用されています。その業界も含めて上記のような状況になる可能性は、さらにもっと先の未来ということになります。いずれにせよ、2次元CADは、徐々に利用頻度は少なくなっていきますが、当分消滅することはありません。
我々が現在2次元CADに資源を投資しビジネスが拡大しているのは、それは市場ニーズがあるからです。
CADの利用で一番多いのが、既存図面の修正や流用です。新規で製品設計を行う場合でも、既存情報(特にCAD図面)を参考にしながら行いますから、Aiに期待するのは必要な類似図面の検索スピード向上です。流用設計が効率化できた分、生産性は向上します。
さらにAiの進化が進めば、設計者の構想を何らかの形でインプットし、それをAiが自動設計してくれるようになると思われます。単純な発想からでも図面を実現されると思います。このステージになるとユーザーインターフェースの部分(インプット:現在はマウスとキーボードを中心に行っている)は大きく変革されていると思われますが、CAD自体がなくなることはなく、製品を設計・解析・製造に必要とされているはずです。
ただ、CADというソフトウェアを、人が意識して利用している現状とは異なった利用シーンになっていると考えられます。例えば、利用者からするとAiの一部のような感覚です。「AiがCADを利用する」と言い替えてもいいかもしれません。
世界中で100万以上ユーザーが、当社の製品を利用している未来を描いています。
販売・サポートも現地の言葉で対応し、開発者やセールスマン・サポートエンジニア、
ヘルプセンターも国内だけでなく、海外に幾つかの拠点が生まれていることでしょう。
創業以前、国内の2次元CAD市場は世界のスタンダードとは異なっていました。事実上DWGフォーマットに統一された欧米はもちろん、新興国にも日本企業は生産性で遅れてしまう、いわゆる”ガラパゴス化”した状況でした。
これは、無駄な作業に時間と労力を奪われている技術者に、微力でも貢献したいという想いから、それを私たちのミッションとしました。
大きな市場でNo.1をとれなくても、せめてニッチな市場で取りたい。小さくても存在感のある会社。
そして、ビジネス市場で、かけがえないない商品・サービスを提供することでで世の中に貢献したい。
これを、何が何でも実現したい。そのチャレンジは現在進行中です。
従来のエンジニアリング市場だけをターゲットにするのではなく、ビジネス全体を意識した製品開発を行います。より長期的な視点を持った取り組みを重視します。
今ある課題を解決していくだけでは、未来を創ることはできません。 ITの潮流を注視しながら、将来起こりうる課題を設定し、それに向かってチャレンジを続けます。
お客さまとの関係、パートナーとの関係、社内も含め3方向すべてのWin-Winを意識します。それ以外なら長期スパンではLose-Loseしかないと考えています。
『自らの天賦(生まれながらの資質)を、幸せな社会実現に貢献しようという思いがある人』と言うと大げさですが、『世の中に貢献したい、世の中をよくしたいと少しでも考えている人』と新しい道を切り拓いていきたいですね。